氷河期世代の生存戦略|40代・50代からでも人生を立て直せる理由

気がつけば、人生も後半戦に差し掛かっていた。

ふと鏡を見ると、いつの間にか顔にシワが増えていて、髪にも白いものが混じり始めている。若い頃は「40代なんてまだまだ先の話」と思っていたのに、気づいたらもうそこにいた——そんな感覚、同世代なら少し共感してもらえるんじゃないだろうか。

氷河期世代とは何だったのか|就職・賃金・社会保障の三重苦

「氷河期世代」という言葉がある。

おおよそ1970年代前半から1980年代前半に生まれた世代のことで、ちょうどバブル崩壊後の不況が直撃した時期に就職活動を迎えた人たちのことだ。求人は激減し、内定をもらうだけで一苦労。運よく正社員になれた人も、給料は思うように上がらず、ボーナスもじわじわと削られていった。

「努力すれば報われる」「頑張れば何とかなる」——そんな言葉を信じて、必死に働いてきた。でも現実はなかなか厳しかった。

非正規雇用という働き方が急速に広まり、同じ仕事をしていても待遇に大きな差がついた。景気が多少回復しても、恩恵が自分たちのところまでなかなか届かない。そして今、40代・50代になってようやく「老後」が視野に入り始めたと思ったら、年金制度まで怪しくなってきている。

「もう遅いのかな」「自分たちの世代はハズレくじだったのかな」——そんな気持ちになる夜が、一度や二度はあったんじゃないだろうか。

その気持ち、すごくよくわかる。私もそう思ってきた一人だから。

でも、少し立ち止まって考えてみたい。

本当に、もう終わりなのだろうか。

私はそうは思っていない。むしろ逆だと感じている。

氷河期世代だからこそ持っている、意外な強み

若い頃と今とを比べると、今の自分の方がよほど冷静に世の中を見られるようになったと思う。

社会の仕組み、会社という組織の本音と建前、お金の流れ、人間関係の難しさ——どれも、若い頃は何もわかっていなかった。ただ目の前のことをこなすのに必死で、大きな流れなんて見えていなかった。

若い頃の私は、正直ただの消費者だった。給料が入れば使い、疲れたら寝て、月末にはまた給料を待つ。それの繰り返しだった。

でも今は少し違う。

痛い経験も、悔しい思いも、たくさんしてきた。その分だけ、世の中の見え方が変わった。「あのとき何であんな選択をしたんだろう」と後悔することもあるけれど、それが今の自分の土台になっているのも確かだ。

この世界は、シンプルな原則で動いている。

最後まで生き残るのは、次の3つを持っている人間だと、私は思っている。

身体

知識

思考力

腕力でも運でもなく、この3つだ。逆に言えば、この3つを手放した瞬間から、人はゆっくりと沈んでいく。年齢は関係ない。60代でもこの3つを磨き続けている人は、30代でこれを放棄した人より、ずっと強く生きている。

氷河期世代が恵まれていなかったのは、紛れもない事実だ。でも、それは「何もしない理由」にはならない。むしろ、逆境を生き抜いてきた経験こそが、私たちの武器だと思っている。

このブログで書くこと|3つの生存戦略

このブログのテーマはシンプルだ。氷河期世代の生存戦略。

難しい理論や、遠い世界の成功話ではなく、自分自身で試して、失敗して、それでも続けた記録を書いていく。具体的には、以下の3つの柱で書いていくつもりだ。

① 身体|中年から筋トレを始めるのは、本当に遅すぎるのか

年齢を言い訳にして、身体のことを後回しにしている人は多い。かつての私もそうだった。

「もう若くないから」「膝が痛いから」「時間がないから」——言い訳はいくらでも出てくる。でも正直に言うと、それは言い訳でしかなかった。

人間の身体は、思った以上に正直で、そして思った以上に応えてくれる。筋肉は裏切らない。鍛えれば強くなるし、放置すれば弱くなる。それはシンプルな事実だ。

40代・50代から本格的に身体を鍛えることは、意味があるのか。筋肉はまだつくのか。体型は変わるのか。怪我のリスクはどう管理するのか。

実際に試してみて、その結果を正直に書いていく。「やってみたら案外いけた」のか、「やっぱりしんどかった」のか、どちらも包み隠さず記録するつもりだ。身体を変えることが、生活全体のリズムや気持ちにどう影響するかも、合わせて書いていきたい。

② 知識・資格|40代・50代でも、本当に武器になる資格はあるのか

日本は資格社会だ。履歴書に書ける資格があると、何となく安心する気持ちはよくわかる。でも同時に、「今さら資格を取っても意味があるのか」という疑問もある。

実際、資格には大きく2種類ある。取ると本当に仕事や収入につながるものと、取ったところでほとんど何も変わらないものだ。勉強時間もお金もかかる以上、間違った方向に突き進むのは避けたい。

では、中年からでも現実的に戦える資格は何か。年齢的に不利になりにくい分野はどこか。資格よりもスキルやポートフォリオの方が重要な場面はあるのか。

そういったことを、実体験と情報収集をもとに書いていく。「これは本当に使えた」「これはちょっと微妙だった」という生の感想も、遠慮なく書くつもりだ。

③ お金・投資|資本主義のルールを、今から学び直す

資本主義というゲームのルールを、私たちは学校で教わらなかった。

貯金の大切さは教わっても、お金を働かせることは教わらなかった。投資がどういうものか、複利がどれほど強力か、リスクをどうコントロールするか——何も知らないまま社会に出た。

その結果、気づいたら「ひたすら働いて、ひたすら消費する」というループにはまっていた。それ自体が悪いわけではないけれど、もう少し早く知っていれば、選択肢は広がっていたかもしれない。

ただ、今は状況が違う。

インターネットには情報があふれている。NISAやiDeCoといった制度も整ってきた。少額から始められる投資の選択肢も増えた。何も知らなかった20代の頃より、今の方がずっと賢くスタートを切れる環境が整っている。

「もう手遅れ」なんかじゃない。もちろん、早いに越したことはないけれど、40代・50代から始めても、積み上げられるものは確実にある。

このブログでは、難しい金融用語を並べるつもりはない。ただ、自分が実際に試してみたこと、考えたこと、失敗したことを、できるだけ正直に書いていく。

見捨てられた世代でも、自分で生き延びればいい

正直に言おう。この国の未来は、そんなに明るくない。

人口は減り続け、税負担は増え、年金の受給年齢はじりじりと上がっていく。社会保障の網の目は、気づかないうちに粗くなっている。もしかすると私たち氷河期世代は、「見捨てられた世代」と後世に呼ばれるのかもしれない。

でも、それでいい。

誰かが助けてくれるのを待つより、自分で動いた方が早い。文句を言い続けるエネルギーがあるなら、その分を自分への投資に回した方がいい——そう思えるようになったのは、案外最近のことだけれど。

身体を鍛えて、知識を持ち、自分の頭で考える。その上で、資本主義というゲームを今一度やり直してみる。

派手な逆転劇は期待していない。ただ、今の自分より少しだけ強くなれれば、それで十分だと思っている。

人生後半戦。まだゲームオーバーじゃない。

同じようなことを考えている人が、このブログを読んで「ちょっと動いてみようかな」と思ってくれたら、それ以上に嬉しいことはない。

一緒に、しぶとく生き抜いていきましょう。

次の記事もお楽しみに。ウフフ

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